根暗な大学院生は愛なき世界の夢を見るか
2011年11月5日 音楽
本日のFNMは・・・・抽選により消去されて観戦。南無。
ドラフトはその禍々しいソートによって混迷を極める中、ハイクオリティな白青テンポをピックした人の勝ち。素晴らしく無駄の無いデッキだった。
マジックに関してはこれ以上語ることが無いので、大好きなMy Bloody Valentine(マイブラ)の歴史的傑作「Loveless」について語ってみる。需要の有無なんて俺は知らない。あと、同名の801?漫画についてもよく知らない。
●My Bloody Valentineとは
1984年にアイルランドのダブリンで結成されたオルタナティヴ・ロックバンド。バンド名の由来は、メンバーの1人が大好きだったB級スプラッター映画「Bloody Valentine」。ちなみに、その名前をつけたメンバーはバンド結成後すぐやめた。リーダーかつエリート引きこもりのケヴィン・シールズは「本当はMy Bloody Valentineなんて名前つけたくなかった」と言ってたらしい。
禍々しいギターサウンドと無気力ヴォイスのハーモニーから成る「シューゲイザー」というサウンドスタイルを確立し多くのフォロワーを生んだ。特に91年発表のアルバム「Loveless」(邦題:愛なき世界)はその禍々しいまでの完成度から「シューゲイザーの歴史に終止符を打った」とも言われている(実際に終わった)。レコーディング時のエピソードが色々酷い事でも有名。以下がそれ。
・2年間スタジオに籠り切り。
・レコーディングしてるうちに所属してたインディーズ・レーベルが潰れた。
・完成と同時にスタッフ全員病院送り。
・アルバム発表後にケヴィンが鬱になって引きこもった。
・前述の通りレーベルが潰れたのでマイブラは別のメジャーレーベルに移ったが、それ以降2007年まで活動を休止した。
・活動再開したと思ったらライブを少ししただけで活動を休止した。
2008年にはこれまでの楽曲のデジタル・リマスター版を収録したベスト版が出るという話があったけど、結局ケヴィンが引きこもってしまい中止になってしまった。当然予約していた俺は心底呆れたが、そんなマイブラを愛する心が変わる事は無く現在に至る。
●Lovelessの楽曲
・Only Shallow
http://www.youtube.com/watch?v=Lf8j1bUgwJ8
サビの歪んだギターサウンドの中毒性がヤバい。あんまりやる気のなさそうなドラムの「たたたたたたたた」も素晴らしい。くるりの3rdアルバム「TEAM ROCK」の「Lv.30」はこの曲のパクリと言われているが、あんまり関連性は無いと思う。むしろ「愛なき世界」のパクり(マイブラのパクりではなく、Third eye blindのSemi charmed lifeのパクり)のほうが露骨な気がする。ちなみに、「Lv.30」がらみの話がマイブラを知ったきっかけだったりする。
・Loomer
http://www.youtube.com/watch?v=ztnutktJP7M&feature=related
押し寄せてくるようなノイズと共に女性ヴォーカルのブリンダの声が乗ってくるのが心地いい。夏の情景が浮かんでくる曲。
・Touched
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=vtrROOxqnFE
昔の変な映画で流れてそうなインスト。この曲を聴いてると、雨の日に友人宅でだらだらデッキを調整していた時の事を思い出す。
・To here knows when
http://www.youtube.com/watch?v=chaYm2TqfHM&feature=related
禍々しい神曲。この曲を聴いてると、ケヴィンが引きこもりになったのも頷ける。
タイトルの意味がよく分からないが、作曲者のケヴィンも分からないらしい。
とりあえず歌詞がエロいので「らめぇえ」とかそういう意味なんだろう。多分。
・When you sleep
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=l9-NOIalUYU
サビのギターをやたらフィードバックしまくる曲。切ない歌詞と激しいサウンドの組み合わせは、激しく雨が降る夜を連想させる。Youtube上にはマイブラファンたちのカヴァー版がたくさん公開されている。切ない歌なせいかスローバージョンが多い。個人的にはもっと激しいのが欲しい。
・I only said
http://www.youtube.com/watch?v=tVj-fc1M_D0
澄み切った空の中を上昇していくような気分を味わえる爽やかな曲。
爽やかながらサウンドはかなり禍々しい。
・Come in alone
http://www.youtube.com/watch?v=-JjkQmPI9qs
Only shallowのゆらゆら揺られているような不安定さとI only saidの爽やかさを両方兼ね備えたカオスな曲。個人的にはLovelessで一番好き。
昔ニコニコにこの曲を使った鍵ゲーのMADがあったけど、鍵ゲーはよく知らないので結局曲だけ聴いてた。演出は良かった気がするけどあんまり憶えてない。
・Sometimes
http://www.youtube.com/watch?v=t0dJqlvOSq4
静寂を強調した曲。歌詞では男女の別れと静かな愛情を描いている。と思う。
When you sleepと同じくyoutubeではかなり大人気。
03年公開のソフィア・コッポラ監督作品「Lost in translation」の劇中歌として使用された。
俺は観てないけど。
・Blown a wish
http://www.youtube.com/watch?v=pVuARAzNnKw
歪みに歪んだコーラスが聞ける曲。「へうげもの」で古田織部が「これからは歪みの時代だ」とか言って自ら歪めた茶碗を作ってたけど、それを音楽でやったのがこの曲。
なんかいい加減で申し訳ない。
・What you want
http://www.youtube.com/watch?v=azXLPL-iuSI
他の曲と比べてゆらゆら感が少なく、スピード感が強調された曲。Lovelessの中では最も(良い意味で)ノーマルな曲だと思う。
・Soon
http://www.youtube.com/watch?v=LseSx_hPJyQ
Lovelessのラストを飾る曲。シューゲというよりはダンスミュージックっぽく、To here knows whenなどのような禍々しさはあまり無い。初心者にマイブラを勧めると大概けなされるが、この曲だけは反応がいい事が多い。高専1年の頃、勉強の時間(当時の俺は非常に真面目な学生だった)に流す曲といえばこれだった。PVでダンスしているブリンダがとても美しい事で有名。
PV
http://www.youtube.com/watch?v=tvkK0mO7fXg
●マジックとの無理矢理な関係
イニストラード発売前の心なき召喚の紹介記事
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ftl/160
Heartless・・・・すなわちLoveless
ドラフトはその禍々しいソートによって混迷を極める中、ハイクオリティな白青テンポをピックした人の勝ち。素晴らしく無駄の無いデッキだった。
マジックに関してはこれ以上語ることが無いので、大好きなMy Bloody Valentine(マイブラ)の歴史的傑作「Loveless」について語ってみる。需要の有無なんて俺は知らない。あと、同名の801?漫画についてもよく知らない。
●My Bloody Valentineとは
1984年にアイルランドのダブリンで結成されたオルタナティヴ・ロックバンド。バンド名の由来は、メンバーの1人が大好きだったB級スプラッター映画「Bloody Valentine」。ちなみに、その名前をつけたメンバーはバンド結成後すぐやめた。リーダーかつエリート引きこもりのケヴィン・シールズは「本当はMy Bloody Valentineなんて名前つけたくなかった」と言ってたらしい。
禍々しいギターサウンドと無気力ヴォイスのハーモニーから成る「シューゲイザー」というサウンドスタイルを確立し多くのフォロワーを生んだ。特に91年発表のアルバム「Loveless」(邦題:愛なき世界)はその禍々しいまでの完成度から「シューゲイザーの歴史に終止符を打った」とも言われている(実際に終わった)。レコーディング時のエピソードが色々酷い事でも有名。以下がそれ。
・2年間スタジオに籠り切り。
・レコーディングしてるうちに所属してたインディーズ・レーベルが潰れた。
・完成と同時にスタッフ全員病院送り。
・アルバム発表後にケヴィンが鬱になって引きこもった。
・前述の通りレーベルが潰れたのでマイブラは別のメジャーレーベルに移ったが、それ以降2007年まで活動を休止した。
・活動再開したと思ったらライブを少ししただけで活動を休止した。
2008年にはこれまでの楽曲のデジタル・リマスター版を収録したベスト版が出るという話があったけど、結局ケヴィンが引きこもってしまい中止になってしまった。当然予約していた俺は心底呆れたが、そんなマイブラを愛する心が変わる事は無く現在に至る。
●Lovelessの楽曲
・Only Shallow
http://www.youtube.com/watch?v=Lf8j1bUgwJ8
サビの歪んだギターサウンドの中毒性がヤバい。あんまりやる気のなさそうなドラムの「たたたたたたたた」も素晴らしい。くるりの3rdアルバム「TEAM ROCK」の「Lv.30」はこの曲のパクリと言われているが、あんまり関連性は無いと思う。むしろ「愛なき世界」のパクり(マイブラのパクりではなく、Third eye blindのSemi charmed lifeのパクり)のほうが露骨な気がする。ちなみに、「Lv.30」がらみの話がマイブラを知ったきっかけだったりする。
・Loomer
http://www.youtube.com/watch?v=ztnutktJP7M&feature=related
押し寄せてくるようなノイズと共に女性ヴォーカルのブリンダの声が乗ってくるのが心地いい。夏の情景が浮かんでくる曲。
・Touched
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=vtrROOxqnFE
昔の変な映画で流れてそうなインスト。この曲を聴いてると、雨の日に友人宅でだらだらデッキを調整していた時の事を思い出す。
・To here knows when
http://www.youtube.com/watch?v=chaYm2TqfHM&feature=related
禍々しい神曲。この曲を聴いてると、ケヴィンが引きこもりになったのも頷ける。
タイトルの意味がよく分からないが、作曲者のケヴィンも分からないらしい。
とりあえず歌詞がエロいので「らめぇえ」とかそういう意味なんだろう。多分。
・When you sleep
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=l9-NOIalUYU
サビのギターをやたらフィードバックしまくる曲。切ない歌詞と激しいサウンドの組み合わせは、激しく雨が降る夜を連想させる。Youtube上にはマイブラファンたちのカヴァー版がたくさん公開されている。切ない歌なせいかスローバージョンが多い。個人的にはもっと激しいのが欲しい。
・I only said
http://www.youtube.com/watch?v=tVj-fc1M_D0
澄み切った空の中を上昇していくような気分を味わえる爽やかな曲。
爽やかながらサウンドはかなり禍々しい。
・Come in alone
http://www.youtube.com/watch?v=-JjkQmPI9qs
Only shallowのゆらゆら揺られているような不安定さとI only saidの爽やかさを両方兼ね備えたカオスな曲。個人的にはLovelessで一番好き。
昔ニコニコにこの曲を使った鍵ゲーのMADがあったけど、鍵ゲーはよく知らないので結局曲だけ聴いてた。演出は良かった気がするけどあんまり憶えてない。
・Sometimes
http://www.youtube.com/watch?v=t0dJqlvOSq4
静寂を強調した曲。歌詞では男女の別れと静かな愛情を描いている。と思う。
When you sleepと同じくyoutubeではかなり大人気。
03年公開のソフィア・コッポラ監督作品「Lost in translation」の劇中歌として使用された。
俺は観てないけど。
・Blown a wish
http://www.youtube.com/watch?v=pVuARAzNnKw
歪みに歪んだコーラスが聞ける曲。「へうげもの」で古田織部が「これからは歪みの時代だ」とか言って自ら歪めた茶碗を作ってたけど、それを音楽でやったのがこの曲。
なんかいい加減で申し訳ない。
・What you want
http://www.youtube.com/watch?v=azXLPL-iuSI
他の曲と比べてゆらゆら感が少なく、スピード感が強調された曲。Lovelessの中では最も(良い意味で)ノーマルな曲だと思う。
・Soon
http://www.youtube.com/watch?v=LseSx_hPJyQ
Lovelessのラストを飾る曲。シューゲというよりはダンスミュージックっぽく、To here knows whenなどのような禍々しさはあまり無い。初心者にマイブラを勧めると大概けなされるが、この曲だけは反応がいい事が多い。高専1年の頃、勉強の時間(当時の俺は非常に真面目な学生だった)に流す曲といえばこれだった。PVでダンスしているブリンダがとても美しい事で有名。
PV
http://www.youtube.com/watch?v=tvkK0mO7fXg
●マジックとの無理矢理な関係
イニストラード発売前の心なき召喚の紹介記事
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ftl/160
Heartless・・・・すなわちLoveless
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